「ここは何処?」にならないように 使用空港はロケーションもきっちり確認

LCCでの旅行のプランを立てる際にしっかり確認しておく必要があるのが、使用空港です。大手の航空会社ならよく知られている空港を使用するので大きな問題はないのですが、LCCの場合はかなり事情が異なります。

というのは、LCCの場合は大手航空会社が使用するような、都心へのアクセスが便利な主要空港ではなく、郊外の、言わば第2、第3の空港を使用することが多く、特にこの傾向はヨーロッパで強いようです。いくつかの例をご紹介しましょう。

例えば、クアラルンプールからパリへエアアジアXで向かうとします。

到着するのは有名なシャルル・ド・ゴール空港ではなく、第2空港のオルリー空港です。また、ヨーロッパLCCの大手、イージージェットがロンドンで使用するのはヒースロー空港ではなく、ガトウィック空港やスタンステッド空港、ルートン空港などで、これらに日本からの直行便は乗り入れていません。このような事情から、特にヨーロッパでLCCを利用する際には使用する空港を確認しておく必要があります。

その上、LCC各社は空港の呼び名を広域での地名で呼びますので混乱することがあります。例えば、ライアンエアーがドイツで使用する空港は、フランクフルト市内から列車で10分ほどのアムマイン空港ではなく、120キロ郊外のハーン空港です。同社はそこも「フランクフルト」と呼びますから、地名だけで空港のロケーションを判断するとえらいことになるため、要注意です。

関連記事

ページ上部へ戻る