てるみくらぶ被害のような目にあわないためのリスク分散方法
2017年3月27日、旅行会社の「てるみくらぶ」が破産申請を行いました。
てるみくらぶは1998年設立の、他社にはない格安ツアーを提供してきた会社。
もう19年の歴史がありますから、投資詐欺のようなお金だけ集めて実態がない会社とは違い、これまでは問題なくツアーを提供してきたわけですが、実際のところは資金を借り入れては回すという自転車操業だった模様。
一番の被害者はこの破産のタイミングでツアーを購入していた方々。
お金を払ったのにツアーに行けなかった人もお気の毒ではありますが、それより、実際旅行に出て、現地でホテルから追い出されてしまった人などはもっとお気の毒な話でした。
結局のところ、昔から言われている「安物買いの銭失い」という教訓を、今でも肝に銘じておくべきであるということでしょうか。
今回のような被害に遭わないための方法は2つ。
1つは、多少値段が高くなっても経営が安定している信頼のおける会社のツアーを購入するということ。そして、もう1つはリスク分散のために航空券とホテルは別々に契約するということです。
私は基本後者を選んでいます。LCCが普及する前は、HISの格安チケットを購入していました。HISの格安チケットは往復セットで安くなるものですが、値段のことを考えれば仕方ありません。
今は主にLCCを利用しており、行きと帰りで安いほうの会社を選べるので、より安く抑えることができます。LCCが突如破綻しないという保証はもちろんありません。
しかし、仮に行った先で会社が破綻し、帰りの飛行機の航空券が使えなくなったとしても、現地で他の会社のチケットを買うだけで済みます。
ホテルはエクスペディアやトリバゴ、楽天トラベルなどでホテルのみを予約。これらの会社は現地のホテルの予約がとれた時点で契約し、宿泊料はホテルに支払うので安全度が高まります。
もし現地の言葉を使えるならば、航空券のみ購入して現地に行き、現地でホテルをとるという選択肢も。
パッケージツアーのようなものは自由度が狭まるため、リスク分散という意味の他、旅行を楽しむためにも、航空券とホテルは別々にとったほうがいいのではないでしょうか?