未来の飛行機はこんな形になる!?

現在の飛行機といえば、銃弾のような形で、一番前にパイロットが搭乗するコックピットがあり、その後ろに客室があるものを思い浮かべますが、ヨーロッパの航空機メーカーであるエアバスが、従来の常識を打ち破る航空機の特許を申請しているとのことです。

エアバス・インダストリー社が特許を申請したもののひとつとして、コックピットを現在の機首上部から機体後部の客室の下、現在は貨物室として使われている部分に設けるという案の特許となっています。

この案では、パイロットは窓のない密室で各種の飛行データや計器、デジタル表示画面をにらみながら運航業務にあたることとなります。

この開発案が実現すれば、旅客機の機首部分はより長くとがったような形となり、空気力学的にもより適したデザインになるというメリットが強調されています。

この他にも、機体中央部に穴を開けたドーナツのような形のデザインとなる開発案でも特許を申請しているとのことです。一般的な旅客機を想定すると非常に奇抜な形のように思えますが、より多くの乗客の搭乗が可能になるそうです。

また、機内の各区画での気圧の調整が現状と比べてばらつきなく行うことができるようになるため、機体構造への負担も軽減されることが期待されます。

さらに2002年に発生したテロによるハイジャック事件を受け、コックピットへの侵入を試みる事象が発生した場合に備え、操縦室前の床面に扉をつけ、床下へ閉じ込めるという安全対策の特許を申請しているそうです。

現状に捉われない飽くなき追求が、更なる安全や効率よい運航を実現していくのでしょう。

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