エアバスA380が製造中止に?

スカイマークが経営不振による支払い能力に疑問を持たれ、エアバス社より契約を打ち切られた大型旅客機・A380。エミレーツ航空やエディハド航空など中東のお金持ち会社が導入して、やたらめったら豪華な客室を設置していることでも知られています。

ところがこのA380、もしかしたらもう製造されなくなってしまうかもしれません。

現在エアバス社は、A380の性能を改善させるか、はたまた製造を中止するかという局面に立っています。実はA380は非常に燃費が悪い飛行機で、55機ものA380の発注をして、成田を始め30以上の便で運用しているエミレーツ航空のクラーク社長をして「我々はA380のせいで窮地に陥っている」とまで言わしめています。

エールフランスは12機発注していますが、そのうち2機は引取を延期することになりました。2014年にはなんと新規発注が1機もなく、エアバス社内でも燃料効率のよいエンジンを新たに採用するよりも、製造中止にしたほうがよいのではないかという声が上がっているほど。

A380の開発開始が発表されたのは2000年末。その後開発は難航し、3度もの納入スケジュールの遅れによって信用を失い、多くのキャンセルを受けました。

250億ドルとも言われる開発費用は2017年までには損益なしになるという見通しがあるものの、その先は不透明です。

スカイマークに対する契約打ち切りや、高額の賠償金請求(現在では請求額より低い額で和解)なども実はこのようなエアバス社自体のA380売上不振がその背景にあったようです。

超大型機A380の開発にこだわったエアバス社と、超大型機の開発を早期に捨てて、中型機ボーイング787を開発したボーイング社。両社の明暗が分かれつつあります。

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