操縦席は電子機器でいっぱい!?

操縦席の周りには、計器類や飛行機の制御のためのスイッチやノブが配置されている計器盤があります。それらがどのような名前なのか今からご紹介していきます。

まずパイロット用の座席、これは2つあり、基本的に左側が機長の席で、右側に副操縦士が座ります。それ以外に審査、訓練、便乗、そしてデッドヘッドと呼ばれているパイロットの単なる移動用に使用されている折り畳み式のジャンプシートが、こちらも2つあるため、全部合わせると4席があることになります。ちなみにエアバスA380には5席あるようです。

次の計器類の説明を。電子飛行計器システム(EFIS)と呼称される集合計器のディスプレイが左右に2つづつ、また中央に2つ、計6個が搭載されているのが通常です。この電子飛行計器システムは、文字や図の情報を、計器類と同じ画面で表示できるようになっており、テレビのチャンネルをザッピングするように、簡単に切り替えができるます。

パイロットの目の前に配置してあるPFDは、高度、方位、姿勢、そして速度といった、フライトに一番重要な情報を表示しています。PFDの横側に設置してあるのがNDで、飛行ルートなどの航法に関連した情報を表示するのが主な機能。

中央部に位置しているElCASは、エンジンや飛行機の脚の状態を表示するためのものです。そのほかの装置の状態については、ElCASの下に搭載してあるMFDと呼ばれるディスプレイで表示します。

自動操縦装置をコントロールするFCUが、おそらくフライト中、パイロットが一番操作するパネルでしょう。また飛行機の頭脳といえる飛行管理システム、そしてFMSコンピューターへの出入力に使用するCDUも忘れてはならない重要な装置です。

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