飛行機についているライトはどのような場合に使用するのか

ここでは、出発ゲートから離陸時までの飛行機のライトの使用方法についてご説明しようと思います。まず位置灯は飛行中だけでなく、駐機中でも点灯しておかなければなりません。

この位置灯は、飛行機の翼端や最後部の位置を、空港の作業用車両に知らせるためのライトで、最後部が白色、右翼舷が緑色、左翼舷が赤色と規定されています。コックピットから見える飛行機が、右側が赤色のライト、左側が緑色のライトならば、その飛行機はこちらに向けて移動しているのがわかります。

衝突防止灯は、エンジンスタートするときや、牽引車で移動する場合も点灯しておきます。この衝突防止灯は、胴体の上下にある閃光灯で、赤色であり、着陸後、到着ゲートまで移動する間も点灯しておかなければなりません。

あと、夜間であれば、垂直尾翼にあるロゴを照らすロゴ灯も点灯しておく必要がありますし、同時に移動するなら走行灯を、旋回する時は、曲がる方向を照らす地上旋回灯を点灯させます。降雪がある場合は、翼照明灯を点灯させて、翼やエンジンに氷がついていないか確認します。

ストロボライトは、離陸のために滑走路に進入する時に点灯するもので、遠方からでも飛行機を確認できるように、非常に明るい白色閃光灯になっています。

そして離着陸灯は、鳥の衝突防止のためや飛行機同士が視認できるように点灯させるものです。このライトは高度3000メートル以上になると消えますが、飛行機同士が高高度で近づく時も点灯させています。

関連記事

ページ上部へ戻る