管制官は国家公務員?

知っている人は少ないと思いますが、管制官は国家公務員です。しかし、空港の運営は民間でおこなっているところが多くあります。国や地方自治体が管理運営している空港でも、民間に委託しているケースがほとんど。ではなぜ管制官だけ国家公務員なのでしょうか。

空には、多い時に日本上空だけで何百と言う旅客機が飛んでいます。また、何百と言う旅客機は信号も標識もない空を飛んでいます。それなのになぜ飛行機はぶつかってしまうなどの事故がおきないのでしょうか。それは飛行機の交通整理をおこなっている人たちがいるからです。それが管制官。管制官は地上で言うと交通整理してくれる警察官と同じと言えるでしょう。そのため管制官も国家公務員なのです。

しかし、これだけが管制官が国家公務員である理由ではありません。

「航空機は航空交通管制区又は航空交通管制圏においては、国土交通大臣の与える指示に従って運航しなくてはならない」これは日本の航空法で定められています。さらに、日本だけでなく、この法律は世界共通です。

しかし、国土交通大臣が全ての航空機に指示を出すわけにはいけません。そのため、国土交通大臣の代わりとして国家公務員である管制官が指示を出している訳です。そのため、管制官はこれからも国家公務員であり続けるでしょう。

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