佐川急便が空港リムジンバスを利用した荷物配送サービスを開始
海外旅行に行くときは、せっかく休みを取って行くのですから、ギリギリまで楽しみたいところ。
しかし、問題は帰国当日。
ホテルのチェックアウト時間というのは、だいたい10時から12時ぐらいの間。夜の便での帰国だと、それまでの間荷物を抱えていくことになってしまいます。
筆者の場合はコインロッカーがあればそこに預けていきますが、大きなスーツケースを持っていく場合それは不可能。
親切なホテルだと、チェックアウト後も荷物を預かってくれたりしますが、その場合も結局荷物を取りに一度ホテルに戻らなければなりません。
そのような事情は、海外から日本に来る外国人客も同じ。
佐川急便と東京空港交通は、出発当日に荷物を預けると空港まで運んでおいてくれる「プレミアムハンズフリーパッケージ」というサービスを開始。
これは、東京駅、浅草の雷門、東京スカイツリーという、外国人観光客が多いスポットにある佐川急便の窓口に荷物を預けると、それを東京空港交通が運行する空港リムジンバスが成田空港まで荷物を運び、持ち主は空港に行くまでの間自由に東京の最終日を楽しめるというもの。
しかもこのサービス、荷物の配送料とリムジンバス乗車料を合わせて3,600円。これはかなりお得な価格設定ではないかと思うのです。
また、このサービスはもともと空港に行くリムジンバスに荷物を載せていくため、今問題になっている宅配ドライバーさんの負担を増やすことにはなりません。
リムジンバスの運転手さんには、荷物が増える分ちょっと負担がかかってしまうかもしれませんけど・・・。
これまで日本のこうしたサービスは、顧客の利便性を高めるかわりに職員への負担を増やすというものばかりでした。それが問題になっている今、こうした負担を最小限に利便性を高められるアイディアはとてもよいと思います。
とりあえず、これを日本のマネが好きな台湾でもやってくれると、私としても助かります。