空飛ぶ野菜~貨物地区で何がおこなわれているのか~

1978年に空を飛んだ野菜がありました。

それは福岡産の「万能ネギ」

この万能ネギが空を飛んだことで、それまで東日本では白ネギ、西日本では青ネギと呼ばれていたネギが統一してネギ=万能ネギとなりました。なぜそこまで万能ネギが全国に広がり、定着したのでしょうか。

それは、万能ネギを売る際に「JAL Cargo」のシールが貼られて売られたためです。この万能ネギのヒットで空飛ぶ野菜は様々なものに広がって行きました。現在では、ネギに限らず様々なものが日本だけではなく全世界に飛んでいきます。

しかし、日本国内で空輸専用の貨物地区があるのは大型の空港のみ。それは、大型の空港には国際貨物路線があるために空輸専用の貨物地区があるからです。

では、なぜ国際貨物路線がない空港では専用の貨物地区がないのでしょうか。それは、旅客機に旅客の荷物とともに運ばれるため、専用の貨物地区がないのです。専用の貨物地区のない空港は、空港近くの荷物を選別する専用の建物内で行き先や形態別などに分けられます。

そして、積み込みやすいような梱包され、旅客機に積み込まれ大空へと飛んで行くのです。

一方国外へ空輸する際は、旅客ターミナルに近い場所に貨物地区があります。それは、国内同様に旅客機で運ぶことが多いからです。梱包は多くの場合が貨物室に合わせたコンテナ方式が採用されています。他にもパレット式と言う方法もありますが、コンテナ方式の方が積み下ろしが簡単なのでパレット式は少ないようです。

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