成田空港はほんとうに「エコな空港」になれるのだろうか?

成田空港の第3ターミナル、つまりLCC専用ターミナルを利用したことはありますでしょうか?

第3ターミナルには、第2ターミナルから連絡通路を歩いていくわけですが、その通路は一応壁はあるものの密閉されているわけではないため吹きさらし。

冬とかはつらいですね。風を伴う雨のときなんかも吹き込んできて大変。エコと言えばエコですが・・・。

連絡通路には、途中にエスカレーターはありますけど動く歩道などはありませんから、10分程度を荷物かかえて歩かねばなりません。

国際線だとまだましで、国内線で到着したときはもっと長く歩きます。ここもエコですね。

成田空港は「成田国際空港エコ・エアポート推進協議会」を立ち上げ、「エコ・エアポートビジョン2030」を推進しています。

その基本構想は大きくわけて「地球的視野にたった循環型の空港づくり」と「空港周辺地域の農業の再生への協力」の2つの柱でできています。

まず「地球的視野にたった循環型の空港づくり」には、雨水などの利用、低公害車の導入、太陽光発電、植樹、ごみなど廃棄物の削減、そしてこれらの取り組みを成田以外の空港にも紹介し、推進してもらうという活動が含まれます。

一方「空港周辺地域の農業の再生への協力」には、移転跡地の管理・活用、農業振興への貸付などが含まれます。

まあ、「地球的視野にたった循環型の空港づくり」のほうは、具体的内容を並べてみればごくありふれたスローガンばかり。

もちろんこういうことは、当たり前のことを当たり前に進めていくことが一番大切なのですが、企業がこういうのやると『上辺だけで実質的効果はあまりありません』なんてことも多いですから、ポーズで終わらせずにしっかりやってほしいものです。

より重要なのは「地球的視野にたった循環型の空港づくり」のほう。私は農業は自然破壊の一種であり、ちっともエコだとは思いませんが、エコなんて言葉を使わなくても農業が重要な産業であることは間違いないですから・・・。

ただ、成田空港設立の影に政府の強引なやり方で、大切な農地を奪われた気の毒な人がいたことは確かな事で、この取組はむしろ遅きに失した感もあります。

いずれにせよ「エコな取り組みをしている」というイメージを作るだけで終わってほしくないと思いますね。

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