成田のLCC専用第3ターミナルを快適に利用するコツ

羽田空港の再国際化の影響を受けた形で利用客が減少していた成田空港。その救世主と目されているのが成長著しいLCC。

各LCCが成田に乗り入れた際、成田空港は第2ターミナルのはずれに暫定の簡易ターミナルを用意しましたが、2015年の4月にようやくLCC専用である第3ターミナルが、第2ターミナルの北西方面に完成しました。

第3ターミナルに行くには

・第2ターミナルまで鉄道で行った後に、500mのアクセス通路を徒歩で移動
・第2ターミナルまで鉄道で行った後に、無料連絡バスで移動
・第3ターミナル専用バス・タクシー降り場までバスやタクシーで行った後に、徒歩で移動

などの方法があります。

しかし、空港の案内には第2ターミナルから第3ターミナルまでは徒歩で15分、連絡バスで10分~15分となっています。歩いてもバスに乗っても同じぐらいの時間がかかるのは、第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ車道がぐるりと遠回りになっているという構造上の問題で、逆に第3ターミナルからだと第2ターミナルまではバスで5分となっています。

同じ時間ならバスに乗るという人と、バスを待つぐらいなら歩くという人、どちらもいるかと思います。500mの距離は、大きいスーツケースを持っていると歩くのは大変という意見もあるようですが、LCCに乗るのにそんなに大きいスーツケースは持たないという人のほうが多いのではないでしょうか。

一方、第3ターミナル専用降り場からだと、徒歩で2分~6分となっているので、第3ターミナルまで直接行くバスに乗って行くのが一番楽な行き方ではないでしょうか?

LCCに乗るのにタクシーを使うというのは、よほど緊急でなければありないとして、気になるのはバス、鉄道の料金です。

仮に東京駅を起点とすると、鉄道の場合は成田空港駅まで総武線快速の「エアポート成田」を利用すると1,317円、成田エクスプレスでは乗車券+特別料金で2,817円です。スカイライナーで行く場合は、山手線で日暮里まで行ってから京成線に乗り換えで総額2,619円となります。

一方、東京駅発のバスはJRが運行している「THEアクセス成田」が1,000円、京成電鉄が運行している「東京シャトル」は、予約なしだと1,000円で、予約を入れておくと900円で乗れます。料金的にはバスのほうがかなりお得。東京駅から第3ターミナルまでの時間もおよそ1時間~1時間半と、鉄道で行くのとそれほど変わりません。

ただし、バスは時間帯や曜日によって道路状況が変わり、予定時刻よりも時間がかかる可能性もあるので、ある程度早めに乗車する方がいいでしょう。

バスが鉄道よりもお勧めなのは料金だけではなく、運行時間も「THEアクセス成田」「東京シャトル」ともに深夜1時台からなので、早朝便に乗るときも前日から空港で1夜を過ごすという選択をせずに済むということです。

ターミナルビル内の様子

第3ターミナルはLCC専用ということで、第1・第2ターミナルよりも旅客サービス施設使用料が低く設定されています。そのために、建設費もローコストとなっていて、天井を見上げると排気ダクトなどがむき出しになっています。

そして足元を見ると、まるで陸上のトラックのように色分けされたレーンが走っています。これによって利用者をわかりやすく誘導し、グランドスタッフの手間を省くという意図があるのかもしれませんが、こうした工夫は既存ターミナル、或いは他の空港でも取り入れてもいいのではないでしょうか?

ターミナル内は原則として宿泊禁止という建前となっています。しかし、早朝便を利用する旅客が仮眠できるようなソファーが充実しており、早朝4時から各店が開店するフードコートも、店舗が開いていない時間帯でも休憩スペースとして利用可能。また、飲食店が開いていない深夜の時間帯でもローソンが利用できます。

宿泊施設ではないので、原則宿泊禁止と言いながらも、仮眠するならご自由にというスタンスなのでしょう。

webチェックインでスムーズ移動

2015年時点で第3ターミナルを使用するLCCは、ジェットスター航空、ジェットスター・ジャパン、スプリングジャパン(春秋航空日本)、チェジュ航空、バニラエアの5社となっています。ジェットスター航空とジェットスター・ジャパンは系列会社ではありますが、ジェットスター航空はオーストラリア方面行きの国際線、ジェットスター・ジャパンは国内線という住み分けをしています。

このうち、春秋航空日本以外の会社はwebチェックインに対応しているので、預け入れ荷物も無いのにチェックインカウンター前で長蛇の列の中に入りたくないという人は、事前にチェックインしておけばターミナル到着後、即セキュリティーチェックに進めます。

空港の端に作られて不便だという声も聞こえる第3ターミナルですが、工夫次第では快適に過ごせるようですね。

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