2013年度 空港ターミナルビル経営動向ランキング調査

東京商工リサーチは、2013年度の空港ターミナルビル経営動向調査結果を発表しました。

全国の主な空港ターミナルビル経営会社56社の2013年度決算(2013年4月‐2014年3月期)の売上高は2567億円で前年同期比4.3%増でした。

売上高ランキング

1位 日本空港ビルディング(羽田空港)    
2位 北海道空港(新千歳空港)
3位 福岡空港ビルディング
4位 大阪国際空港ターミナル(伊丹空港)

売上高1位は羽田空港の1183億4300万円。国内線の発着拡大や、アジア諸国からの観光客増を追い風に同6.9%増と高い伸び率を維持し、2位の北海道空港の2倍超、空港ビル全体の売上の46.1%を占めました。

3位の福岡空港はLCC参入効果や円安による訪日観光の割安感からアジアからの旅客が大幅に増え航空旅客数が過去最高を記録し4位の伊丹空港と順位を逆転しました。

売上高が増収だったのは42社中14社で、航空旅客数は、リーマンショック以降、LCCの就航や景気回復効果で2012年度から増加に転じ、2013年度も国内線7.7%増、国際線6.2%増と伸長しました。

経常利益ランキング

1位 日本空港ビルディング
2位 福岡空港ビルディング
3位 那覇空港ビルディング
4位 大阪国際空港ターミナル
5位 北海道空港

経常損益が判明した53社中、黒字は50社で赤字が3社でした。経常利益トップは日本空港ビルデングで42億2900万円、同52.8%増と、2位以下を大きく引き離しました。ランキング上位は大規模空港ビル会社が上位を占めています。

経常利益でワーストだった福島空港ビルは、原発事故の影響で、国際定期便の運休が続いたことで2期連続の経常赤字となりました。ただ、東京電力からの営業損害の賠償金が特別利益に加わり、最終黒字は確保しています。

経常利益率ランキングは、仙台空港ビルが34.5%でトップでした。同空港は民営委託の第1号案件として運営権者となる民間企業の選定が進められています。2016年3月を予定している民営化に伴い、仙台空港ビルは他の航空関連の第三セクターとともに運営企業への売却が決定しています。

空港ビル会社を見てみると、経常利益率20%台が8社、10%台が25社と10%以上が半数を超え、空港ビル単体でみると高い収益力を持っています。自己資本比率50%超の空港ビル会社は56社中、46社と8割超を占め、空港ビル会社は高収益で健全な財務体質を堅持しています。

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