ウィーン・シュヴェヒャート国際空港をヨーロッパの旅の拠点に

日本では昔からヨーロッパ旅行の人気がありました。おそらくハワイと人気を二分していたのではないでしょうか?

時代が流れるにつれ、オーストラリアやもっと気軽に行ける東アジア~東南アジア諸国への旅行も需要が高まっていきましたが、はやりヨーロッパというと別格という感じがあります。

とはいえ、同じヨーロッパといっても時代により人気の観光地には変遷があります。ロンドン、パリは定番としても、イタリア、スペイン方面が人気になったり、北欧に注目されたり等々。最近ではクロアチアやブルガリアといった広い意味での東欧諸国に注目が集まっている傾向にあるようです。

ただ、広いヨーロッパを旅するという場合、日本から直行便が出ていないという都市も少なくありません。そういう時は、どこかを経由して行くということになりますが、ここでその経由の拠点となる空港選びが問題となってきます。

○MCT

乗り継ぎ空港を選ぶ場合、まず考えなくてはいけないのが「MCT=最低乗り継ぎ時間」です。これはその空港で乗り継ぎをするために必要だと見られている見積時間です。MCTは空港の広さ、発着便の数などでも変わってきます。

MCTが長い空港は乗り継ぎに時間がかかり、短い空港は乗り継ぎが短時間でできるという目安として考えてもいいと思います。

一般的にMCTは40分~1時間半ぐらいとられています。例えば成田空港でJALの国内線から国際線に乗り継ぐ場合は60分以上となっています。ロンドンのヒースロー空港は60分~90分、フランスのシャルル・ド・ゴール空港は60分~120分です。

ヨーロッパの空港の中で最もMCTが短いのがオーストリアのウィーン・シュヴェヒャート国際空港。最短で25分となっています。次いで短いのがスイスのチューリッヒ国際空港の30分です。この短さは電車で言えば着いたホームの向かいの電車にすぐ乗り換えできるぐらいの短さとでも言えばいいでしょうか。

乗り換えをスムーズに済ませて最終目的地に着きたいというときは、ウィーン・シュヴェヒャート国際空港かチューリッヒ国際空港を経由地に選ぶのがいいかもしれません。

○特にウィーン・シュヴェヒャート国際空港がお勧め

オーストリアとスイスは隣接した国とはいえ、利便性を考えるとやはりウィーン・シュヴェヒャート国際空港のほうがお勧め。というのも、オーストリアはヨーロッパのほぼ中央に位置しており、そこから経由してヨーロッパのどの方面へ行くにも便利だということが挙げられます。

特に東欧方面への旅は、東西ヨーロッパの間にあるオーストリアから行ったほうが、オーストラリアより西側にあるスイスよりもスムーズです。それに、オーストリアの以西、以北はだいたいの国の首都航空に日本からの直行便があります。

また、ヨーロッパの主要空港であるヒースロー空港やシャルル・ド・ゴール空港は常に混雑しており到着の遅延が起こりがち。

特にヒースロー空港は天候不順による遅延が起こりやすいのに対して、ウィーン・シュヴェヒャート国際空港はそのような混雑もなければロンドンのような急な気候変化も起きにくいため、定時にさっと到着する可能性が非常に高いのです。

それに加え、大きな空港のように乗り継ぎのために空港内を、以前成田空港内を走っていた「シャトル(現在は廃止)」のような電車や、バスで移動する必要もありません。

○就航便の多さが魅力

ウィーン・シュヴェヒャート国際空港を拠点としているオーストリア航空は、季節運行も含めると、ヨーロッパないだけでも100ヶ所近い目的地への便があり、特に東欧方面は30近い定期便を運行しています。

オーストリア航空は成田からウィーンへの直行便も運行していて、成田12:15発OS52便はウィーンに現地時間16:15に到着するので、場所や運行状況にもよりますが、オーストリアの近郊であればその日のうちに目的地に着くことも可能でしょう。

ヨーロッパ旅行の乗り継ぎ拠点空港としては非常に優秀であると言えます。

○もちろんオーストリア旅行にも

オーストリア空港はシュヴェヒャート国際空港からグラーツ、インスブルック、クラーゲンフルト、ザルツブルクの4都市への国内便も運行しています。

グラーツはウィーンに次ぐオーストリア第二の都市で、ローマ帝国時代から続く古い街でもあります。1999年には「グラーツ市街」が世界遺産に登録されました。グラーツには2010年に追加で世界遺産に登録されたエッゲンベルク城や、オーストリア最古の博物館「ヨアネウム」があります。

インスブルックはアルプス山脈に囲まれた観光地です。かつて神聖ローマ皇帝・マクシミリアン1世が都に定めた地であり、2度の冬季オリンピックが開かれたこともあります。

クラーゲンフルトはアルプスの南側、ヴェルター湖の東岸の都市です。神聖ローマ皇帝・レオポルト2世の子・ルドルフ大公が建てたケルンテン州立博物館があります。

ザルツブルクはかのアマデウス・モーツァルト生誕の土地です。クラシックファンにとってはいわば「聖地」。モーツァルトが生まれ育った土地の空気を感じるために「聖地巡礼」をする人も少なくありません。また、旧市街及び歴史的建造物が1996年に世界遺産に登録されました。

最後にウィーンですが、言わずと知れたハプスブルク家のお膝元。また「音楽の都」と呼ばれる街でもあります。1996年に世界遺産に登録されたシェーンブルン宮殿は、マリー・アントワネットの母でもある神聖ローマ皇后マリア・テレジアの離宮でした。

また、ウィーンといえばオペラの聖地ウィーン国立歌劇場も忘れるわけにはいきません。

ヨーロッパ各地への拠点として、またオーストリア旅行の拠点としてウィーン・シュヴェヒャート国際空港を候補の筆頭に入れてみてはどうでしょうか?

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