目立たないけど大活躍!実力派の空港設備たち
空港には、目立たないけど無いと困ってしまう施設がいくつもあります。その中でも特に水と電気に関する施設を3つ紹介しましょう。
1つ目が非常用発電機。
多くの情報通信機器があり、空港では一瞬でも電力を止める訳にはいきません。そのため通常は電力会社から高圧で電気を受けていますが、停電などの非常事態に備え各施設に非常用発電機が設置されています。この非常用発電機があるため非常事態が起きても空港は電気を切らさず、正常に機能するのです。
2つ目が給水設備。
空港では、連休など利用が多くなる日は1日で25mプール4杯分相当(約1万KL)の水が使われます。そのような大量の水を使っても空港は水不足にはなりません。
それはなぜなのか。
成田空港で説明します。成田空港は千葉県水道局から水が供給されています。供給された水は給水センターにある1槽500万L入る受水槽が2つありそこに入ります。
さらに、そこから高さ28.5Mの高架水槽に上げられ、この高架水槽から各施設に水が供給されていきます。このため、空港では水が不足することはありません。
ただ、トイレの排水に使う水に限っては機体の洗浄などに使った水を処理し再利用されています。排水処理はしっかりされているので、衛生面では問題ありません。
3つ目が雨水排水施設。
空港はコンクリートやアスファルトで舗装されているために、雨が降った際にしっかり排水しないと水がたまり、安全面に問題が発生してきます。そこで雨水排水施設が必要になる訳です。雨水排水施設では雨水を浄化して、冷暖房の冷却水などに利用しています。
このように目立ちませんが、とても大切な働きをしている設備が空港にはたくさんあります。