大空へ羽ばたく前の操縦装置の最終チェック方法

フライトコントロールチェックという重要なチェックを、離陸前に行う必要があります。大空へ飛び出す前に、正常に全ての舵が作動するかをチェックするのです。エンジンの故障ならば、離陸後であっても対処が可能ですが、舵が動かないなら、離着陸ができなくなってしまいます。よって各操縦舵面の作動確認を必ず離陸前に行うのです。

各操縦舵面は、油圧装置によって動かしています。人間の心臓から血液によって体の筋肉が動くように、油圧装置によって作動液が細かいパイプを通って、各舵面のアクチュエーターを動かすのです。ちなみに双発機が洋上を長距離飛行する場合は、エンジン故障とともに、油圧装置2系統が故障しても、飛行できることが要求されています。そのため双発機には、3系統以上の油圧装置を備えている場合が多いのです。

では実際に、フライトコントロールチェックはどうやって行うのか、エアバスA330を参考にご紹介しましょう。

まずサイドスティックを右側に傾けると、左側の補助翼が下がり、一方で右翼スポイラーと右側の補助翼が上にあがります。サイドスティックを今度は手前に傾けると、昇流舵が上がり、方向舵の右側のペダルを踏むと、右に方向舵が動きます。

ペダルとサイドスティックを今の逆に動かすと、舵面はすべて逆になります。そしてこの舵面の動きは、システムディスプレイに表示され確認できるのです。

ちなみにボーイングB777の場合は、左側の操縦桿を動かすと、機械的に連動している右側の操縦桿も同様の動きをするようになっています。

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