着陸成功!次の飛行機のためにすばやく滑走路をあけよう

滑走路への接地が無事行われ、速度が落ちてくると、まずはエンジンの逆噴射レバーを戻します。これは、低速でエンジンの逆噴射を続けていると、逆噴射したガスを再度エンジンが吸い込んでしまい、エンジンサージ(エンジン内部で空気がスムーズに流れず、波動してしまう状態)を起こす恐れがあるため。

また、騒音を軽減するために、逆噴射を全く使わない、もしくは騒音がほとんど出ないリバースアイドル(エンジンの推力をゼロにする位置)までしか使わない、という場合もあります。

着陸ののちは、後続機のために、できるだけすみやかに滑走路から離れることが必要です。このため、誘導路(滑走路離脱誘導路)は、高速でも走行できるように緩やかなカーブ状にひかれています。

滑走路から離れて誘導路に入った後は、スピードブレーキ・レバーをもとの位置にまで戻し、フラップを引き上げる操作を行います。そして時速30km前後で地上滑走を行いながら、指定されたターミナルのゲートに向かいます。

ゲートへ向かって走行している間に、電源やエアコンのための圧縮空気を確保するため、APU(補助動力装置)をスタートさせます。ただ、電源装置やエアコン装置が到着空港の地上設備にある場合には、騒音や排気ガス軽減のため、APUはスタートさせません。

その場合は、ゲートに入った後も、外部電源が差し込まれるまで右側のエンジンを動かして電源を確保します。飛行機が完全に停止しているのに、エンジン音がしばらく聞こえてくる場合があるのは、このためです。

またこの時、自動車のサイドブレーキにあたるパーキングブレーキをセットします。最後に、外部電源がつなげられると、エンジンを停止させます。これで、フライトが終了となります。

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