「A350-900」が実証試験に成功!いよいよ商業飛行へ

2014年8月14日、エアバスが「A350-900」の路線実証飛行試験に成功したと発表しました。

エアバスのA350XWBシリーズは3機種で構成されており、「A350-900」はその一つです。

座席数は、メーカー標準の3クラス仕様で、A350-800が276席、A350-900が315席、A350-1000が369席。エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載しています。

7月末時点で、世界38社から742機の受注を獲得。

日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する予定です。

「A350-900」の路線実証飛行試験は、7-9月期(第3四半期)の型式証明取得に必要な試験の一つで、商業飛行時の運用性を実証するためのものです。試験が開始されたのは、2014年7月24日。5機ある飛行試験機のうち、客室を装備した5機目の試験機(MSN5)が試験に使用されました。

パイロットは、エアバスとEASA(欧州航空安全局)から、双方のパイロットが担当しました。第4回目のドーハからヘルシンキへの路線では、ローンチカスタマーであるカタール航空(QTR/QR)のパイロットも同乗。20日間で世界中の14カ所の主要な国際空港へ計約180時間、およそ15万1300キロの距離を飛行。

1回目の飛行では、トゥールーズからカナダのイカルイト、フランクフルトへ。2回目は香港、シンガポール、3回目はヨハネスブルグ、シドニー、オークランド、サンティアゴ、サンパウロ、最後の4回目は、ドーハ、パース、モスクワ、ヘルシンキというルートを飛行しています。

各都市で予定通りに試験を終え、仏トゥールーズに着陸したのは8月13日のこと。

第3回のヨハネスブルグからサンティアゴへの飛行では、超長距離路線はもちろん、「双発機のエンジンが1基停止しても洋上飛行が可能な認証ETOPS(イートップス)に相当する飛行性能」を確認しています。

試験では他にも、通常のメンテナンスや空港での適合性などを確認。ヨハネスブルクでは自動着陸試験も行われ、無事に成功。海抜1694メートルに位置するヨハネスブルク、タンボ国際空港で「高高度の空港での運航性能」も実証されました。

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