滑走路に雪が積もったとき、どうやって除雪するの?

滑走路が積雪に見舞われた場合、早急に除雪しなければなりません。また、雪がやむことなく降り続いた時には、日に数回の除雪が必要なため、運航の影響の出ないよう迅速な作業が求められます。

とはいえ、滑走路の除雪は簡単なものではありません。幅60メートル、長さ3000メートル以上もある滑走路を除雪するとなると、雪国の除雪慣れした空港でも骨が折れる作業になります。無論、除雪慣れしていない空港においては遅延・欠航などの大混乱を招く恐れもあります。

さて、そんな広大な滑走路では「スノープラウ除雪車」「スイーパー除雪車」「ロータリー除雪車」という3タイプの空港専用除雪車を用い、除雪作業を行います。

スノープラウ除雪車とは、雪をかきわけていく大きな排雪板(スノープラウ)のついた除雪車で、除雪時に先頭を進み、片側へ押し寄せていきます。

そのスノープラウ除雪車の真後ろを、スイーパー除雪車が走ります。このスイーパー除雪車は車両前部に大きな回転ブラシがついているのが特徴で、その回転ブラシで路面を掃き、雪や氷をはぎ取って飛ばして行きます。

更に、そのスイーパー除雪車に続くのが、ロータリー除雪車です。車両前部に大きな螺旋型の羽が付いており、スノープラウ除雪車が片側へ押し寄せた雪を飲み込んで、上部の排出口から遠くへ排出しながら走行します。

以上のように、3タイプの除雪車がそれぞれの役目を果たしながら、除雪走行します。この除雪走行の際、効率よく除雪するために「雁行除雪」という方法をとるのが一般的です。雁が空を飛ぶときに組む隊列の形を真似て数代の除雪車が隊列を組み除雪することから、こう呼ばれているわけですが、この方法を用いても3000メートル以上の滑走路を除雪するには40分~1時間かかってしまいます。

自然現象とはいえ、雪というものは空港において、厄介な存在と言えるでしょう。

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