旅客機も自家用車もタイヤ交換は同じようなもの?

いきなりですが、飛行機の重量をご存じでしょうか?

あれだけの大きさですから、相当な重さであることくらいは誰でも想像できると思いますが、たとえば、ボーイング747-400型機は、着陸時の重量は250t以上にもなります。

この重い機体を支えるために、ボーイング747-400型機には前脚が1本、主脚が4本装備されていて、前脚には4個、主脚には1本当たり4個、計18個のタイヤが付いています。

このタイヤ、1個の大きさは直径でおよそ1.2m、幅は0.5m、重さは、なんと120kgもあって、重い機体を支えなければならないためにかなり頑丈に作られています。

しかし、いかに頑丈なタイヤであっても、離着陸時のはげしい磨耗による劣化によって、交換が必要となってきます。

タイヤ交換は、およそ200フライト(国内線で1ヶ月程度)ごとに、エプロンや整備工場で整備士が行います。大きさも重さも自動車のものとは比べ物になりませんが、作業工程自体は、自動車と大差がありません。

基本的に、機体を持ち上げておいてホイールごと外すのですが、専用の特殊作業車を使用することによって、重さ200kg以上のタイヤでも一人で交換することもできるのですが、通常は、2人で作業することが多いようです。

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