成田空港名物、身分証検問が廃止に

成田空港を利用されたことがある方は、空港に入る際に身分証の提示を求められてびっくりした経験があると思います。旅行目的ではなく送迎などで空港に行った時、パスポートや運転免許証を持っていないとドキドキしたものです。

この検問が2015年3月30日の正午より廃止になったとのことです。

身分証検問は成田空港の反対派運動対策のひとつとして実施されていたもので、1978年の開港以来37年続けられてきました。

この検問は、成田空港駅、空港第2ビル駅の自動改札を出た先や、成田空港第2ターミナル前の東成田付近の道路など計6か所で実施されていました。

成田だけなぜ?と疑問に思いながらも空港に着く前に準備をしていたものですが、世界的に見てもこのような検問が長期間にわたり行われていた空港はないようです。

しかしながら、現代の世界的なテロの脅威の中では、日本の玄関口のひとつとなる成田空港の身分証検問は抑止力にもなるのではとの声も聞かれます。

成田国際空港株式会社では、顔認証機能を持つカメラなどを導入することにより対応することとし、成田空港駅や旅客ターミナルには顔認証機能を持つカメラを190台設置、道路や駐車場には車両ナンバーを記録できるカメラを140台設置、また爆発物探知犬を定期巡回させるという対策をとっています。

技術の発展により、検問の方式も変化する時代なってきていると言えるでしょう。

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