離陸に向けて飛行機を加速させる手順と速度計の重要性

離陸推力にセットすることによって、飛行機はジェットエンジンの力で加速を開始します。そして飛行機の速度計が80ノットまたは100ノットを示したら、左右2つの席にある速度計がきちんと同じ速度を示しているか確認します。

この時、操縦を担当しない方のパイロットが、「80ノット」と速度計の数値を読み上げます。航空業界では、各飛行段階で、コールアウトする担当が予め決まっているのです。

空気との力関係を知ることも、速度計が持つ重要な役目です。空気中を飛ぶスピードが速かろうが遅かろうが、飛行機は風圧の影響を受けることになります。風圧(正しく言えば動圧)は、空気の早さと空気の密度の2乗に比例しますので、飛行機周りの空気のスピードが遅い上に力が弱過ぎると、飛行機自体が失速してしまう可能性があるのです。

よって飛行機の速度計には、失速しないための速度、飛行機自体の強度から計算された最大速度などが表示されます。この表示内のスピードで飛べば安全ということになります。

なおエアデータコンピューターに、測定された風圧が送られ、そこで計算されてスピードが出されます。一昔前のB747-200の世代の飛行機ならば、60ノット以上しか指示できませんでしたが、現在の世代の飛行機なら、コンピューターの性能が向上し、30ノット以上から指示できるようになっています。

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