初めての飛行機も、初めての飛行場も、現在の史跡に・・・

人類初、飛行機で飛んだのはライト兄弟です。

ライト兄弟は1903年に「ライトフライヤー号」を飛ばし、初の有人による動力飛行を成功させました。

これは、日本では明治36年の出来事となります。

兄弟は初飛行成功後も、飛行実験を続けようと考えました。そのためには、安全に実験飛行ができる広い場所が必要です。結局、銀行家ハフマンが、デイトンにある彼の所有地の草地を、無料で貸してくれることになりました。

兄弟はその草地で「ライトフライヤーⅡ」の飛行を次々と成功させ、新しい記録を達成し続けました。その草地は広くて安全なばかりでなく、兄弟の自宅の近所でもあったので、たいへん便利だったようです。

兄弟が使った飛行場の名前は、ハフマンプレーリー・フライングフィールド。

1990年にアメリカ合衆国の史跡指定を受けました。

34ヘクタールの7角形の草地で、ライト兄弟が飛行実験をくり返した「世界で最初の飛行場」です。兄弟の飛行場の利用は1916年まで続き、現在はライトパターソン空軍基地の敷地内となっています。

史跡なので、一般の自家用車で訪れることができます。

1990年に当時の格納庫と発航装置(カタパルト)が復元され、今でも展示されています。

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