ドローンを飛ばしてメガソーラーを点検する事業をNTT西日本が開始

先日東武線で日光へ行ったときに驚いたのは、埼玉北部を過ぎたあたりからちょっとしたスペースを利用した太陽光発電施設が目立つようになっていたということ。

また、横浜のほうにも郊外の農地の隙間に太陽光パネルが並んだところがあります。

こうした設備はどうも何かに利用するために設置されているというよりは、余った土地を活用するついでに、売電して利益を出すのが目的のよう。

これには政府も一枚噛んでいて、買取価格設定をして設備費は10年ぐらいで回収できるなんていうことを言っているようですが、疑わしいですね。

今全国の杉林が荒廃し、多くの人が花粉症で苦しんでいるのも、政府が似たようなことを言って杉植林を推奨したせいなんですけど・・・。

さて、それはそれとして、太陽光発電施設はパネルを設置し、放置しておけば成り立つような簡単な仕事のように思えますが、定期的な点検は必要。

太陽光パネルは掃除しなくても汚れが付きにくくなっているものの、鳥の糞などといった汚れが付くと、やはり人力で掃除しなければなりません。

小規模な施設なら点検も楽ですが、本格的に発電を行っているメガソーラーなどはそうはいきません。そこでNTT西日本は、ドローンを活用したメガソーラー点検サービスを開始しました。

このサービスは、ドローンに搭載したカメラでメガソーラーの大量の太陽光パネルを撮影、解析するというもの。現在の航空法では、人口集中地区でドローンを飛ばすためには飛行許可を得る必要がありますが、その申請も行ってくれます。

こうしたサービスをNTT西日本が始めたのは、単にドローンを活用した新規事業を始めるためということではなく、ドローンが撮影した空撮データなどの送受信にかかわるネットワークサービスも同時に提供するため。

そう考えると、通信事業者とドローンによるサービスというのは相性がいいように思えます。この事業が軌道に乗れば、他地域のNTTも似たようなサービスを始めるようになるでしょうね。

関連記事

ページ上部へ戻る