安く海外に行くには格安チケットと正規割引チケットどっちがお得?

長く続いた原油高がようやく収束し、燃油サーチャージも安めになってきたかと思いきや、今度は1ドル120円を超える円安がやってきて、海外旅行に行きにくい状態が続いています。

それでもやっぱり旅行には行きたいものだし、仕事やその他の事情で行かねばならないという人もいるでしょう。

原油価格も円安も個人の力ではどうにもならないものゆえに、せめて飛行機のチケットはできるだけ安く入手したいものです。

一般的にはチケットはHISなどの旅行代理店で格安チケットを購入するというパターンが多いと思います。格安チケットは、代理店が「団体客」として一定数量のチケットを割安で購入し、それを正規料金より安めにバラ売りするというものです。

しかし、格安チケットではなくても、ネット購入や早期購入によって格安チケットと変わらない程度の料金で正規チケットを購入することができる場合もあります。

以下に各航空会社の正規割引運賃を示します。

○ANA

ANAは2015年4月より国際線の割引運賃を変更しました。正規運賃以外の割引運賃は、Super Value 、Value、Basic、Flexの4つが用意されています。

しかし、行き先によって何日前から適用かなどがバラバラで、「エコ割」などの以前のシステムと比べると、故意なのかと思えるぐらいにわかりにくく、また格安チケットと比べると最安値でも大分割高なので、よほどANAにこだわりがあるという人以外にはあまりお勧めできません。

○JAL

JALの国際線には「ダイナミックセイバー」という正規割引システムがあります。これは、一番高いタイプAから一番安いタイプFまでの6段階があって、時期・曜日・路線などにより最安値が提示されるというものです。

いわば旅行代理店が、同じチケットでも繁盛期と閑散期で値段の差をつけているものを取り入れたような印象です。

JALのwebサイトで料金検索をしてみたところ、時期によっては本当に格安チケットよりも安く利用できるような料金プランも出てきました。

以前の早割のように、購入時期が早ければ早いほど安くなるという単純なものではなくなっているようです。安く購入するためには、春休みや夏休みなどの時期、連休、週末などを外したほうがいいでしょう。

国内航空会社以外では、例えばキャセイパシフィック航空も、割引きプラン「エコ得」の料金を、時期や連休によって細かく分けています。また、午後便と午前便がある路線では、午後便のほうが安くなります。

日程に余裕がある場合は午後便でゆっくり行ってもいいと思います。アジアの国であれば、午後便に乗って夜に着いても、ナイトマーケットを楽しむことができます。

チャイナエアラインなどは「アーリーバード」というわかりやすい割引システムを用意していて、購入日が出発の14日前、28日前、35日前と早くなるほど、安くなります。

一番安い「CIアーリーバード35」を利用すれば、人気の台湾に格安チケットより安い料金で行くことができます。ただし、アーリーバードを利用する場合、乗れる便に制限があるので注意が必要です。

最近では格安というとLCCですが、LCCは時期や曜日、出発時間などによって料金がかなり変わるので、いちがいに格安で利用できるとは限りません。

例えば、ピーチ・アビエーションの関空発台北行きは、最安値は7,080円(片道)ですが、最高値は37,780円(時期により変更があります)。

バニラエアの場合、成田初台北行きの最安値は7,290円(以下全て片道料金)ですが、それは朝7時35分発の便だけで、同じ日の17時35分発の便は19,890円、21時20分発の便は22,890円となっています。そして、最高値になる日だと7時35分発でも17,890円、17時35分発だと35,090円、21時20分発だと35,090円です。

つまり時期、曜日、出発時間によってはLCCより一般航空会社のほうが安いということにもなります。

LCCを「格安」で使うためには実際のところかなり制限があり、特に関東圏の場合成田まで行かなければならないことを考え合わせると、羽田発の一般航空会社を利用したほうが、安い上に余計なオプション料金をとられることもなく、座席もLCCよりは広くて快適であると言えるわけです。

こうしたことを総合して考えると、海外旅行に安く行くためにはかえってLCCは考慮に入れず、出発時期によって航空会社の割引料金と旅行代理店の格安チケットの料金を比較し、安い方を選ぶのがいいということになるでしょう。

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