中部国際空港から「ジャンボジェット」が消えた・・・

かつて、ジェット旅客機と言えば「ジャンボジェット」という時代がありました。

全長76メートル、座席数500以上のボーイング747は、まさにジャンボジェットの愛称にふさわしい巨大な旅客機でした。大量輸送時代の到来に合わせ、1500機製造されたボーイング747は世界中の空を飛びまわっていたのです。

そのジャンボジェット・ボーイング747が2014年の10月を最後に中部国際空港からいなくなりました。

アメリカのデルタ航空は、中部国際空港-デトロイト便と、中部国際空港-マニラ便にボーイング747を使用してきましたが、原油価格が高止まりする中、燃費が悪く騒音が大きく、さらに着陸料も高いボーイング747の運用を廃止、デトロイト便をフランス・エアバス社のA330に変更、マニラ便を運休することを決定。

2005年の中部国際空港開港時にはデトロイト便とマニラ便に加え、ホノルル便、ソウル便、香港便、成田便の6便がボーイング747だったという時代もありましたが、燃費がよく重量も軽い中型旅客機が主流となっている現在、ジャンボジェットの活躍する場はなくなっています。

デルタ航空は、仮にマニラ便が再開されてもボーイング747が再び使われることはないだろうとしています。

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