アイアンマンスーツが実現する可能性?イギリスの発明家が「ジェットエンジンスーツ」を制作

「マーベル・シネマティック・ユニバース」つまり『アベンジャーズ』を中核としたマーベルヒーローを同じ世界観で描く映画シリーズの真主人公といったらやっぱりアイアンマンですよね。

ニヒルで自信家でかっこつけたがりで、でも実のところは不安定で人情家なトニー・スタークが大好きです。アイアンマンスーツもかっこいい。

それに、トニーは天才だとはいえ肉体的には普通の人間。

というより『アイアンマン3』で心臓に迫る破片を取り除くまでは、アーク・リアクターなしでは生きられなかったという点では普通の人間より弱かったとも言えます。

そのトニーがスーツを着用するとスーパーヒーローになるというのもまた魅力です。

心に「男の子」を残している男性なら、アイアンマンスーツを着て、ジェット機並みのスピードで空を飛んでみたいと思ったことがあるはず。そんな夢をちょっとだけ実現に近づけた人物がいます。

イギリスの元海兵隊員で、発明家のリチャード・ブラウニングさんは、小型のジェットエンジンを装着して人が飛べるスーツ「ダイダロス」試作機を公開しました。

「ダイダロス」は、両腕に二基ずつと、腰に二基、計六基のジェットエンジンを装着し、ジェット噴射で飛ぶというもの。このスーツのアイディアはやはりアイアンマンスーツから得たとのこと。

今は「飛ぶ」というより「浮く」といったほうがいいレベルで、その時間も10分程度とのことですが、アイアンマンスーツだって最初はテロリストの基地にある、ありあわせの材料を使ったカッコ悪い鉄兜でした。

リチャードさんはトニーのような大富豪ではないため、簡単にアイアンマンスーツのようなものを作ることはできないでしょう。

でも、こうした技術研究を重ねていくことで、いつの日か彼が夢見る「個人での飛行」を実現できる日がくるかもしれません。

ちなみに、アイアンマンスーツにヒントを得る前の構想では、電気モーターと羽を使ったシステムだったとか。

まさかモーターで羽ばたかせるつもりだったわけではないでしょうけれど、それだとちょっと浮くことすら難しかったでしょうね。

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