無人飛行機は、より身近に、より手軽に・・・

アメリカの無人飛行機は、一般に普及したとまではいえませんから、それに関する法律の整備も、まだこれからの段階です。無人飛行機に関心が高いのは、ハイテク新興企業と、大手防衛企業。ボーイング、ノースロップ・グラマンなどは、無人飛行機の開発に取り組んでいる航空宇宙大手です。

長年、軍用機としての無人飛行機を販売してきた実績がありますから、無人飛行機業界では一定の地位を確立しています。

こうしたメーカーの無人飛行機には、ハイパワーで高価な製品が多いそうです。

翼長がボーイング737型機以上、価格が9300万ドル(約95億円)といわれる機種もあります。

これに対し、ハイテク新興企業は、もっと気軽な目的や、ビジネス用のものを売り出しています。映画撮影や家屋調査、穀物観察などに使うための、小型で安価な製品です。最近は、ウォルマートで数百ドルで買えるとのこと。

今後、無人飛行機に関する法律が整備されていけば、無人飛行機を商業目的で利用することも可能となります。そのころには製造コストも今以上に値下がりしていることでしょう。

今後の小型無人飛行機は、パソコンや携帯電話のように、手軽で身近な「商売道具のひとつ」となるのではないでしょうか。

関連記事

ページ上部へ戻る