LCC初!日本~タイの格安路線が就航

LCC(格安航空会社)が注目されだしたころ、日本のメディアでよく取り上げられていたのがマレーシアのLCC・エアアジアです。アジアのLCCでは先駆けとも言える存在で、LCCとはどんなものかを紹介するようなときには、エアアジアが例に出されていました。

エアアジアは2010年に羽田-クアラルンプール便、2011年に関空・中部-クアラルンプール便を就航させています。アジアのLCCをけん引する圧倒的な低価格戦略で、アジア好きのバックパッカーから、ロングステイを考えている高齢者まで幅広い支持を受けています。

そのエアアジアが持つ中・長距離ブランド「エアアジアX」が、成田及び関空と、タイの首都バンコクのドンムアン空港を結ぶ定期直行便を2014年9月に就航しました。意外かもしれませんが、LCCでは初めての日本-タイ便です。

エアアジアXではこの就航を記念して、2015年7月13日までのオンライン予約で通常料金の3割~5割引き運賃キャンペーンを行っています。このキャンペーンで購入できるチケットは2015年7月31日分まで。成田発、関空発ともに片道9,900円でしかも燃油サーチャージと空港使用料込というまさに破格の値段です。

成田-バンコク間の他の航空会社の値段をHISで調べると最安値で76,600円でした。キャンペーン期間中だと5万円以上、キャンペーンが終わって料金が倍になっても3万円以上安いことになります。

ちなみにキャンペーン期間中だとビジネスクラスが片道3万800円。他社のエコノミーの値段でビジネスクラスに乗れます。LCCなのにビジネスクラスがあるというのがちょっと驚きですが、中・長距離路線ゆえということかもしれません。

この日本-タイ便に使われるのはエアバス社のA330。スカイマークが全席ゆったり空間の「グリーンシート」を設置した機種としても知られています。座席総数は377で、そのうち12席がビジネスクラス。ビジネスクラスには足元が広く、フルリクライニング可能の「プレミアム・フラットベット」が設置されています。

ただこのプレミアム・フラットベット、さすがに一般航空会社のような広さというわけにはいかないらしく座席の幅が狭いとのこと。それにせっかくのフルリクライニングも座席が滑りやすいので、結局背もたれを起こして寝る人が多いそうです。その辺りはやはりあくまでLCCのビジネスクラスであると割り切るべきでしょう。

政府への抗議デモが定期的に行われるタイ。最近も大規模なデモのニュースがありましたが、日本とタイの結びつきというのは非常に古く、また友好的なものです。

日本のようなただ単に寺に墓があるというだけで仏教徒を名乗る「勘違い仏教徒」とは違い、本当の仏教徒が多く親切で穏やか、多少大雑把だけれどおおらかな国民性は日本人からも人気があります。

また、経済発展により日本を訪問するタイ人も増えてきました。2013年にはタイ人が日本にノービザ入国できるようにもなっています。

2011年の大洪水で在タイ日本企業の工場がストップして日本経済にも多大な影響を与えたのは記憶に新しいところですが、裏を返せばビジネス面でもタイとの結びつきがそれだけ強くなっている証でもあります。

今回就航したエアアジアXの定期便は、成田-バンコク便が週7便、関空-バンコク便が週5便、輸送能力は年間で最大23万人となります。

タイ人の旅行客は非常にマナーが良いともいわれます。この定期便の就航を期に、もっとタイとのつながりを深め、タイ人の旅行客にも日本にどんどん来てもらえるようになるといいですね。

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