ジャンボジェット機のエンジンの重量はどれくらい?

エンジンはジャンボ機の「心臓」。エンジンがなければジャンボ機は飛ぶことも前に進むこともできません。そのサイズは1基が全長4メートル、直径3メートル、重さ7トン。重さは普通乗用車7台分あり、エンジンもまたジャンボ?サイズ。ちなみに、価格は1基約5億円!

ジャンボのジエット・エンジンには羽があります。エンジンのなかをのぞいてみると、前から圧縮機、燃焼室、タービンと並んでいます。圧縮機と夕ービンは軸でつながっていて、いずれにも軸を中心にしてたくさんの羽(ブレード)が放射状に取りつけられています。

圧縮機のブレードは何重にも重なるようになっていて、よく見ると十数種類のサイズのものが大きいほうから順に燃焼室まで並んでいます。前方から入ってきた空気は、このブレードのあいだを通過するあいだに圧縮されるしくみ。

エンジンのスイッチを入れると圧縮機の軸が回転して空気を吸いこみはじめ、吸いこまれた空気は圧縮されて熱を持ち、約500度まで温度が上がります。この熱くなった空気は燃焼室で燃料を加えられたのち、点火、爆発、燃焼させられます。このとき発生する爆風が、タービンのブレードを回転させるのです。タービンの軸が回りはじめると、回転は圧縮機につながり、新たな空気を取りこむことになります。

この一連の作業を繰り返すうちにエンジンの回転は速まり、ジャンボ機は動きだすのです。これが、ターボファン・エンジンの原理。

エンジンの回転は放置しておくと、どこまでも速まるため、経済性を考えて必要最小限に抑えられています。回転をコントロールするには燃焼室で加えられる燃料の量を調整すればよく、パイロットはコクピット内の推力レバーを操作してコントロールしています。自動運転の場合は、コンピユータが必要な燃料の量を計算して調整しています。

エンジンには、機体を動かしたり地上から浮かせて空を飛ばせたりすること以外にも、3つの仕事があります。機内に電気、油圧、圧縮空気という3つのパヮーを供給しているのもエンジンで、これらのパワーをつくりだす機械(総称して「補機」と呼ばれている)はエンジン各部につながって動いています。

電気は、エンジンの回転を発電機に伝えて発電機を動かしてつくり出されています。ハイテク機の飛行に不可欠なコンピューターから電子機器、客室の読書灯まで、電気は機内で広く使われています。

舵や車輪の脚を動かすのに使う油圧は、エンジンの回転をピストンポンプの動きに替えることで生み出され、エアコンは圧縮機から抜き出した圧縮空気を利用しています。エンジンは、まさにジャンボのライフラインの「要」といえるでしょう。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る