「自家用航空機」は本当に必要なの?

この記事を書いているのは2017年の9月ですが、2017年に入ってからは幸い大規模な航空事故は今のところ起きていません。

しかし、4月、5月に自衛隊機が相次いで墜落、民間でも、富山県で長野県の男性が操縦する小型機が墜落し、乗員4人が亡くなるという痛ましい事故が起きました。

航空事故の確率は、自動車事故に比べて決して高くはありません。しかし、「空飛ぶ自動車」のたぐいが実用化され、空に今の道路と同じぐらいの車が飛ぶようになったらどうでしょうか?

2016年、googleの共同創業者であるラリー・ペイジ氏が、「空飛ぶ自動車」を開発しているベンチャー企業2社に投資しているというニュースが報じられました。ただ、今現在はまだそうした自動車が飛んだというニュースはありません。

そんな中、わりと実用化の可能性があるのではないかと思わせられるのが、エアバスが開発しているという小型自家用飛行機「Vahana」。

「Vahana」は、「空飛ぶ自動車」のたぐいとは違い、タイヤで地面も走れる空陸両用機ではありません。デザインを見ると、マジンガーZの操縦ユニットであるパイルダーを、現代っぽくリファインした感じ。

ホバーパイルダー同様ローターを使った垂直離着陸機にすることが想定されているようですが、パイルダーとは違い8つのローターを使うオクトコプターとして考えられているようです。

言ってみれば人が乗れるドローン。まあドローンは無人機のことですから、人が乗った時点でドローンではなくなるわけですが・・・。

エアバスのVahanaは、年内に試作機を完成させ、デモフライトをするとしています。2017年はもしかしたら「自家用航空機」元年になるかもしれません。

いずれ、一家に一台の航空機を所有し、自由に空を行き来する時代になるかもしれません。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

自動車のことを考えれば、道路は整備され、安全を保つための法律も施行されているにもかかわらず、毎日のように事故が起き、時にはまったく無関係な人の命が奪われるということも起きています。

これが空に移されたらどんなことになるでしょうか?陸上の自動車事故並に事故が増えれば、その被害は自動車事故の比ではありません。

幸い日本はセグウェイすら公道で使えず、ドローンすら人口密集地では無許可では使えない小うるさい国ですから、自家用航空機が出来てもそう簡単に空を飛び回れるようにはならないでしょう。

そもそも、自家用航空機は本当に必要でしょうか?なんでもかんでも利便性を追えばいいというものではないという気がします。

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