ボーイング747とエアバスA380の大きさ比べ

通称が「巨大な」という意味のジャンボジェット機ですが、そうするとエアバスの大型機はなんと呼べばいいの?というぐらいに、あらゆる面で「ジャンボ」よりも「ジャンボ(巨大)」だといえます。

「高さ」や「長さ(全長)」ももちろんですが、ここで注目したいのがスパン、つまり翼の端から端までの、いわゆる「飛行機の幅」。ボーイングの既存の747-400でも64メートルと、十分に「ジャンボ」な大きさであるのに対し、「A380」は、なんと79.8メートルと、15メートル以上も長くなっています。ちなみにこの数字、わかりやすくたとえると、ビル約4階分にも相当する差となっています。

また、このスパンは全長より7メートル近くも長く、太くて短い機体(胴体)に、細く長い主翼という独特な形となっています。

かなり以前、まだプロペラ機が主流だったころは、全長のほうが短いスタイルも珍しくはありませんでした。実際、主翼が細長いほうが飛行効率はいいとされています。ただ、現在のジエット機では、主翼の細長化は技術的に困難な面が多く、スパンが小さめなものが主流となっているのも事実。

「A380」では、炭素繊維強化樹脂(CFRP)を主翼の一部に用いるなど、従来のアルミ合金のみの場合より1トン以上もの軽量化を実現。これに強力なエンジンを組み合わせたことで、これまでのモデルより短い滑走路での離着陸も可能としています。

両機の比較 ボーイング747    エアバスA380

最大離陸重量   394.6t            560.6t
最大着陸重量   285.8t            386.0t
基本座席数      355席              555席
最大巡航速度  マッハ0.92     マッハ0.89

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