日本の空港でもセラピー犬をかわいがりたい!

以前沖縄に住んでいたときのこと。台湾から那覇空港に戻り、預けた荷物が出てくるのを待っていると麻薬犬が登場して臭いを嗅がれました。こちらはやましいことが一切ないので、わんこの登場には気持ちが和んだもの。

動物には人の気持を和ませる力があります。それを利用した「アニマルセラピー」というものも病院や老人ホームなどで行われています。

私のように空港で麻薬犬を見て和んだ人が考えついたのかどうかは知りませんが、アメリカのロサンゼルス国際空港では「Pets Unstressing Passengers=ペットによる利用客のストレス軽減」という取り組みが行われており、38匹のセラピー犬が導入されているとのこと。

このセラピー犬たちは「かわいがってね」と書いてあるベストを着せられ、ボランティアとして参加している飼い主と空港内を散歩。行列や遅延、長旅での疲れでストレスを感じている利用者は、このわんこたちをかわいがって気持ちをなごませているそう。

私が那覇空港で出会った麻薬犬は、お仕事中ということでかわいがりたがったけれど邪魔をしないように自重しました。それに対してセラピー犬は実際なでたりさせてもらえるということで、見ただけでも和んだのにかわいがれるならその効果は絶大ではないかと思います。

この取組ではセラピー犬たちがただ空港内を散歩して可愛がられているだけではなく、空港で出会った利用客はそのわんこの名前、犬種、好物などが記載されたカードを貰えます。ロサンゼルス空港のヘビーユーザーの中には、このカードをコンプリートすることを目的にしている人もいるとか。

わんこを介すると、見ず知らずの利用客の間にも自然に会話が生まれ、それもまたストレスをやわらげることにつながっています。これが続けば、セラピー犬のファンの集いや、カードの交換会などといった新しいコミュニティーも生まれるかもしれません。

現在セラピー犬を導入している空港はアメリカの中で30ヶ所もあるといいます。とてもうらやましいです。日本の空港でこれをやるのは難しいでしょう。最近の日本人は自分のことしか考えませんから、きっと犬嫌いの人が文句を騒ぎ立てます。近づかなければいいだけなのに・・・。

セラピー犬の巡回が難しくても、空港に犬ルームや猫ルームやうさぎルームなど、猫カフェ的なスペースを作るというのはあるいはできるかもしれません。でも、そういうのはやったらやったでお金取るのが日本ですよね。

とはいっても、セラピー犬が必要になるのは逆に言えばストレスフルな空港だからということ。ネットで見つけたデータを信じるならば、ロサンゼルス国際空港の2013年の利用者数は6,666万人で、これは世界6位、アメリカ国内では3位という混雑した空港。

ちなみに羽田空港の2013年の年間利用者数はそれを上回る6,890万人。世界4位でもちろん日本一。

ただ、スカイトラックス社が発表した2015年版の世界空港ランキングでは、羽田空港は世界5位、それに対してロサンゼルス国際空港は98位。空港としてのレベルは大きく違います。おのずと、利用客のストレスも違ってくるはずですね。

私自身、ロサンゼルスは利用したことはないとはいえ、羽田空港で退屈と思ったことはあってもストレスを感じたことはほとんどありません。特に国際線ターミナルは鉄道駅から搭乗ゲートまでの移動が非常にスムーズにできるのがいいところだと思います。世界的に定評がある日本人スタッフの対応もプラス要素なのでしょう。

結局のところ、あまりイラつかない空港であればわんこで癒される必要もないということになるわけですが、ストレスがなくてもわんこはいてもいいと思います。

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