誘導路は空港によって本数や形が違う

滑走路と誘導路を似たようなものとして捉えてしまう方もいますが、滑走路とは離着陸に使用される通路であって、誘導路とは滑走路に着陸した旅客機が旅客ターミナルまで移動するための通路のことをいいます。

この誘導路の本数は空港の大きさに比例するため、空港の規模を知る目安にもなります。たとえば日本における地方空港では誘導路が1本しか備わっていないところが多いですが、羽田空港になると2本、成田空港ですと3本の誘導路を備えています。

この誘導路を3本以上備えている大型空港では、その誘導路の配置によって使用方法が異なってきます。

○滑走路に近い誘導路・・・出発便

○中央付近に位置する誘導路・・・到着便

○ターミナルに近い誘導路・・・ターミナルからプッシュバックした出発便やターミナルからハンガーへ移動する旅客機等

以上のような使い分けをすることによって、スムーズに管理・運営されているのです。

他にも、誘導路の設置を工夫することでスムーズな管理・運営をしている空港もあります。地方空港に多いのですが、滑走路と並列する平行誘導路(滑走路と平行になるよう設けた誘導路)をH型になるように取付誘導路(滑走路と平行誘導路を接続するための誘導路)が設置されています。

この場合、滑走路に着陸した旅客機等が取付誘導路から平行誘導路を通ってターミナルへ向かいやすいため、スムーズな移動が可能です。

また、大型空港の場合では、滑走路と平行誘導路間に斜めの誘導路が設置されていることがあります。これは取付誘導路でなく高速脱出誘導路と呼ばれており、着陸からスピードをさほど落とすことなく、平行誘導路へ離脱できるようになっています。これは、発着スケジュールが過密な大型空港ならではの工夫といえるでしょう。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る